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アジア版MTN(Medium Term Note)プログラムの実行可能性に関する調査報告と提言 公表

(2009年12月10日 公表)


 早稲田大学大学院法学研究科・GCOEでは、2008年春、国際協力銀行(JBIC) より「アジア版MTN(Medium Term Note)プログラムの実行可能性に関する調査」を受託し、一年にわたり第1・第2 フェーズの調査を実施し、2009年4月、受託研究報告書を提出しましたが、JBICの特段のご厚意により、その後の研究成果と追加提言(東証AIMを活用する追加提言)を含む改訂新版の受託研究報告と提言の内容を、公表できることとなりました。 なお、この調査報告と提言の内容を広く資本市場関係者と研究者各位にご披露させて頂くことを目的として、2009年11月28日、早稲田大学/JBIC の共催で、フォーラムを開催し、関係各位のご協力により、有意義なフォーラムとすることができました。




アジア版MTN(Medium Term Note)プログラムの
実行可能性に関する調査報告と提言




(共催フォーラムの内容の詳細はこちらからご覧いただけます)


 ご参考までに、以下は、フォーラム出席者より頂いた感想の一部です。

フォーラムにおきましては、ユーロ MTN に関する貴重なご指摘や、最終的なアジア版MTN に創設に関するご提言を、大変興味深く拝聴させていただきました。誠にありがとうございました。(事業会社の在欧州金融子会社での欧州の取引所のメイン市場に上場のユーロMTN プログラムの更新作業・MTN 発行業務や、東京にてのユーロMTN プログラムの更新作業サポート等の業務経験を持つ)立場から、「アジアにMTNマーケットを創設する」という構想は、もし実現すれば現在のアジアにおける資金調達のあり方を大きく変える可能性のある動き、として捉えさせていただきました。


「アジア MTN」自体は実現までにやや時間を要するテーマと考えておりましたので、率直なところ頭の中で論点を整理するのに役立てば、くらいの軽い思いで参加させていただいたのですが、その第一歩として「東証AIM を活用したプロ向けMTN の導入」が提言されたことは、早期に実現可能な施策として極めて重要な意味を持つものだと思っております。プロ向け市場の制度が導入されて以来、これを活用するニーズはエクイティ市場よりむしろ債券市場の側に存在すると感じておりましたので、ご提言の内容はまさに「我が意を得たり」の心境です。


11月28日(土)のシンポジウムは 内容の濃いものになり、大変喜んでおります。
東証AIM を活用する追加提言に、全面的に賛成です。




(犬飼重仁)




 

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