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2006年に、早稲田COEの共同研究者であるNIRA(総合研究開発機構)他で日本に招へいし、以後たびたび訪問して交流を深めていた英国FOS(金融オンブズマンサービス)のトップオンブズマン2名(Walter Merricks氏とDavid Thomas氏)の快諾を得て、早稲田GCOE金融ADR・オンブズマン研究グループの代表者(簗瀬捨治弁護士、石黒徹弁護士、犬飼教授)の3名とともに、10月2日の午後、ニューヨークのホテルで、早稲田GCOE主催の「金融ADRに関する国際研究会」を開催しました。 英国FOSは、金融紛争解決制度の先進モデルとして世界的に注目を集めています。早稲田GCOEでも、FOS等英国や欧州など先行する金融紛争解決制度のモデルを参考に研究を進めているところであり、英国FOSのトップ2名と今回国際研究会を実施できたことは、我が国の将来の金融オンブズマン制度構築にとって、大きな意味があったと考えられます。研究会では、金融機関の内部における問題状況等への初期対応と第三者機関である金融オンブズマンにおける対応との相互連携のあり方、金融オンブズマンの判断の基準、金融オンブズマン制度の発達とともに進化してきた英国金融機関の行動規範などについて、貴重な意見が交換されました。なお、時を同じくして9月29日から10月2日にNYのホテルで行われた金融オンブズマン世界大会に、長嶋・大野・常松法律事務所の前パートナー会議議長の簗瀬捨治弁護士(金融ADR・オンブズマン研究会会長)及び森・濱田松本の石黒徹弁護士及び早稲田大学の犬飼教授(両名は金融ADR・オンブズマン研究会幹事)の3名で参加しました。 昨2007年秋にも、簗瀬氏と犬飼氏は、英国で実施された世界大会に参加し、英国、EU、その他世界各国に広がる横断的金融紛争解決制度創設への取組みなども含めて、非常に価値ある情報を入手することができましたが、今回ニューヨークで行われた金融オンブズマン世界大会では、米国ほかの金融オンブズマンの動向や最新の各国の動向等を知る良い機会となりました。 12:30 - 3:00 Waseda GCOE hosted Lunchon Meeting, Minskoff - 9th Floor, Westin Hotel NY (取材レポート:犬飼重仁)
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